杉並区馬橋の歴史


馬橋の歴史と地名 明治時代の馬橋

幕末の事件

 慶応4年(同9月に明治と改元)に徳川幕府が倒れた後、一時治安が乱れ、各地に彰義隊くずれの押し込みが頻発しました。5月半ば過ぎ、高円寺村の所沢街道添いの農家へ彰義隊の敗残兵らしき侍が3人押し入り、金品と食料を強奪し、婦女子へ暴行したので、村人が刀、ハシゴ、竹槍、天秤棒、鳶口などを持って馳せ集まり、暴行した侍たちを馬橋稲荷神社付近に追い詰めて退治しました。


この事件がきっかけで、村々に自衛組織が急速に作られ、後の消防団の下地ができました。